「愛してる…」


僕は彼女を優しく抱き締めた。

これからは君をもっと、もっと大事にするよ。

君が笑ってくれるなら…
どんなことだってするよ。



「ヒロ…首輪…外してよぉ。苦しいよ…」


「ああ…。ごめんね」


こんな鎖、もう必要ないよ。



カチャリ…。

首輪を外した。

「その首輪…貸して?」

「?うん」

彼女は首輪を手にすると俯いて震えだした。

「どうしたの?」