「ヒロ…?何するの?」


裁縫道具を持って来て彼女の前に座る。


「約束を守らない君にお仕置き、するんだ」


「ヒロ…。約束って何?」




「ヒロヒロうるさいんだよ!!ヒロはもう死んだんだよ!!!」


虚ろだった彼女の目が、見開かれた。


「死んだ…??だってヒロ…」


「僕はヒロなんかじゃない!!!!僕はヒロを殺したんだ!」


虚ろな瞳から涙がこぼれだし…

体を激しく動かして彼女は暴れ出した。


「いやああああああ!嘘!嘘!そんなの嘘!!ははははははははああああうあああああああいあああいあああ゛あ゛あ゛!ははははははははははははははは!いやいやいやああああ嫌!嫌っ!あははははあはあはあははああはあはあはあはあはあははははは!!嫌ああああああああああ」