僕は一足早く部屋に入りひざまずいて彼女に手を差し出した。



「さあ、お手を拝借。お姫様」


そう言って、微笑むと彼女は首を数回振って泣きそうな顔をした。



「…た、すけ…て」


その怯えた表情にーー


「…ーー早く」


僕はーー


「入れよ!!!」


確かに興奮した。


僕は彼女を手を無理やり掴むと中へ押し入れてカギをしめた。

ガチャン…!