僕はその瞬間、

君に恋に落ちた。





「大丈夫ですか?」


立ち尽くしたままの僕の代わりに君はお弁当箱を拾い上げ渡してくれた。

そんな優しいところも…


好きだよ。

大好き。


僕は顔が熱くて…

絶対顔赤いっ!



そう思い…


ペコンとお辞儀をして逃げてしまった。


ああ…なんて僕はバカなんだ。