「いらっしゃいま・・あ、また来てくれたんだね」 「この間は、ありがとうございました」 なんとなくフラフラと、漫画喫茶に来てしまった。 受付の店員は、おととい来たときと同じ麻美似の女。 「3時間パックで。」 受付を済ませると、この間諦めた漫画をそっくりそのまま持ってきた。 その中の第1巻を手に取る。 前に感じた、あの得体の知れない感覚は、もう襲ってこなかった。 あれは、一体何だったんだろうか。