もしも未来を想えたら

「本当にイイの?」

  


 「いいっていいって」

さっきからそればかりだ。
桜は遠慮がちで声も小さく、身ぶりもちいさい。いわゆる、かわいい、って言う感じ。



 真里菜に後悔はなかった。
 



 かおり、ごめんね?
 でも私、かおりといると、いつか言ってしまいそうになるんだよ・・・


 
 「あーこれかわいい!」
 「ほんとっ」

 「買っちゃう?」
 「うん!」


真里菜と桜はとても仲良くなっていた。

桜って・・・どうして1人でいたんだろう?
 どこをどう考えても、嫌われる素質はない。謙虚で、でもしっかりしていて、頭もよさそうだし、どうしてこの子がひとりでいるんだろう?


 真里菜はそう思い始めた。