もしも未来を想えたら

「そっか・・・、じゃあ私は桜ちゃんと一緒に行くね。
 私と2人じゃ寂しいかもしれないけどさ、ひとりよりは2人の方がいいしね!」



 真里菜はさらりと、そう言ってのけたのだ。



 かおりは、単純に苛立った。
      鬱陶しいと思った。
 真里菜が嫌いなわけでもむかつくわけでもないけれど、心のどこかでそう感じたのは確かだった。



 私だって、寂しい思いしてるんだよ?


 リストカットだってしたいわけじゃないし、家族とだって話したいし。

 でも、誰も気付いてくれないんだよ、ねえ真里菜。





 身近にいる私の事は何も気にかけないで、良い子ぶっちゃって。


 何?それ





 救世主みたいに思われたいわけ?






そう、確かに思った。

 「ごめんね?じゃ、私誘ってくる!」




「あ、ちょっと待って!」
 頭で考えてもないことを、私は言ってしまった。