もしも未来を想えたら

真里菜の次が順番の奈々架が「怖っ」と一言言ったから、空気は元に戻った。
 「モー真里菜ぁ~、変な事言わないでよ!」と晴香が安心する。
 「真里菜の頭の中がわかんないよ」なんて亜紀も同情し、奈々架は「つ・・・?つ、ねえ・・・追跡!」と、ちょっと調子に乗った。

 どうしてだろう・・・・
 モヤモヤする。

 どうして真里菜はあそこであんなことを?
 考えすぎかな?
 私の思いすごし?

 かおりだけが真里菜の発した「抹殺」を深く考えていた。

 違う・・・・よね
 なんか、自分の事を言われてる気がして、仕方なかったのだ。

 「きぃ~?禁断!あーーーー!!無理無理!じゃあねえ、き・・・奇跡!」
 奈々架の次は晴香に戻る。
 そして『き』が回ってきたかおり。

「かおり?き・・だよ、き!」
と、晴香に促され、き・・・・・
「き?うーん・・・記憶!」なんて、真面目に答えた。「やるね~かおり!」

「あははっ!でしょ?!」
なんて言ってみたけど


 でも


 今まで一度も真里菜の口から暴言や、そういうちょっと人を不快にさせる言葉を聞いた事がないのは、まぎれもない事実だった。