もしも未来を想えたら

静かに晩御飯を食べるなんて。
何も話さず、何も思わず、食事をするなんて。

 2年前に思いついただろうか。
 未来がわかっていたら、私はもっともっと一生懸命生きていた。絶対に一瞬を無駄にしないと、誓えた。

 のに

まずい。
何もかも腐ったリンゴみたいで。
 
でも、兄はおいしそうに食べていた。
「今日学校で亜紀が学級委員長になった」
「え?そうなの」
「そうだよ」
「亜紀ちゃんしっかりしてるもんねー」

 亜紀っていうのは、健悟の彼女だ。付き合って2年が経つ。
 私にはもちろん彼氏なんていないし、

 妹は・・・どうだったかな?