…そうか、こいつウサギだもんね。
見た目は普通のロールパンだったが、味が予想に反して人参風味。
少し驚いたが、キャロットパンだと思えばこれはこれで美味しい。
「それじゃこっちも…」
美味そうな湯気をあげているハンバーグを一口サイズに切って食べる。
「……ん?」
気のせいかと、もう一口食べてみる。
…やっぱり、人参の味?
まさかと思い、別のお皿に盛られていた、サラダやシチュー、ステーキにアイスクリーム。果てはスパークリングワインまで。
「…なんでみんな味が人参!?」
どれもこれもみんな味は同じ人参風味。
多少の味の違いはあれど、基本的には同じような味がする。
「ら…ちょっと。その顔はなに」
思わずラビーの方を向くと、少し苦笑いを浮かべて頭をかいていた。
「実はこういった物を食べたことがないんです」
「へ…?」
ラビーの回答に思わずキョトンとした顔になる。
「見たことはあるんですが、食べたことはなくて」
その答えに、ありすはもしかして、と思い聞いてみた。
「食べたことがないから、味がほとんど一緒…ってこと?」
聞くと、ラビーは耳をフニャンとさせて頷いた。
見た目は普通のロールパンだったが、味が予想に反して人参風味。
少し驚いたが、キャロットパンだと思えばこれはこれで美味しい。
「それじゃこっちも…」
美味そうな湯気をあげているハンバーグを一口サイズに切って食べる。
「……ん?」
気のせいかと、もう一口食べてみる。
…やっぱり、人参の味?
まさかと思い、別のお皿に盛られていた、サラダやシチュー、ステーキにアイスクリーム。果てはスパークリングワインまで。
「…なんでみんな味が人参!?」
どれもこれもみんな味は同じ人参風味。
多少の味の違いはあれど、基本的には同じような味がする。
「ら…ちょっと。その顔はなに」
思わずラビーの方を向くと、少し苦笑いを浮かべて頭をかいていた。
「実はこういった物を食べたことがないんです」
「へ…?」
ラビーの回答に思わずキョトンとした顔になる。
「見たことはあるんですが、食べたことはなくて」
その答えに、ありすはもしかして、と思い聞いてみた。
「食べたことがないから、味がほとんど一緒…ってこと?」
聞くと、ラビーは耳をフニャンとさせて頷いた。


