【K.A】Alice in a BoX

1本の大きな道を見つけて、ありすは道なりに自転車を走らせた。

「…なんか暑い…」

さっきまでは、ポカポカとした春の陽気でとても気持ちが良かっただが、進んでいくにつれて、どんどんと気温が上がっているように感じられた。

「………」

暫く行った所に、不思議な建物を見つけた。


…シルクハット、よね。


じいっとその建物を不思議そうに見つめる。

黒くて大きなシルクハット。所々に窓がついていて、玄関とおぼしき扉も見つけた。

「家、よね。ここ」

はぁ、息をつきながら、少しずつ建物に近づいていった。