「……でも全国三位よね。お姉さん…。」
綾女が無表情のまま言った。
「たっ、確か高跳びで凄いんでしたよねっ。格好いいですっ。」
そういって何故か、はるかは頬を染めた。
「そぉ言えばさぁ……」
結衣が言う。
「転校して来るのってぇ…白百合のお嬢様じゃなかったかしらぁ?」
どきんっ
ばれてる?
「そう言えば…そうでしたね。」
「勘違いじゃない?」
「でも、来なくて良かったんじゃない?あくまで噂だけど、その転校生って綾女の家を……。」
「!!黙って陽子。もう過去の事よ。」
綾女の目つきが変わる。
怒っているのだろうか?
でも、どういうことだろう?
"綾女の家を…"
その次に続く言葉はなんだったの?
「綾女……。」
由樹が心配そうな目で綾女を見る。
…――ガラガラガラ
「おい!!席につけ!!」
社会の教師が入ってきて私達に言った。
「やっばぁい!!席着かなきゃ!!あっ、今日仕事あるから早く帰るわね。」
結衣が申し訳なさそうに皆に言った。
