次の日の朝、私は目が開かなかった。
というか、開けられなかった。
鏡を見なくても分かる。
きっとすごく腫れているに違いない。
…学校、行きたくない。
今日は休もう。
美玲に学校休むことをメールしておかなきゃ。
風邪引いたとかでいいよね?
美玲にメールを送ったけど、しばらくしても返信はこなかった。
いつもはすぐかえってくるのに、どうしたんだろう?
……今は自分の事だけ考えよう。
早くこの思いを消してしまわなければ……。
寝起きでボーッとしている頭で考える。
よし。
そう思って携帯に手を伸ばす。
携帯を開いて一条駆のアドレスを食い入るように見つめる。
……消そう。
ボタンに力を込めて電話帳から一条駆の名前を消す。
……これで良かったんだよね?
