そのあと、結局ぶつぶつ言いながら安全運転で家まで送ってくれた。 なんだ、けっこう優しいじゃん。 バイクに乗りながら、危ないと思いつつ、うとうとしていた私は、男に起こされるまで家に着いたことに気付かなかった。 なんで、あいつ私の家がわかったんだろう? 若干の疑問を抱きつつ、慣れない一日を過ごした私は、ベッドに入った瞬間夢の世界へと旅立った。