ETERNAL LOVE

~都~
ドアが急に開いたと思ったら、そこには、まろんと憂君がいた。
しかも、憂君は女の子の洋服を着ていた。そしたら、「憂ちゃん」か「憂」って呼ばなくちゃいけないのよね。
でも、前にまろんは普通に「憂君」って呼んでた気がする。
ま、いいか。
「あ、まろん。憂ちゃん。いらっしゃい。」
あたしは、憂君のことを「ちゃん」の方で呼んだ。
「あら、都。お久しぶり。それと初めまして、あたし、憂っていうの。よろしくね。」
「あ、お久しぶりです。覚えていらっしゃいますか。僕のこと。」
あ~、憂君が仕事モードに入っている。
「え、ええ。覚えているよ。都の彼氏さんですよね。この間、あったとね。」
「はい。あ、名前、言いましたっけ。僕、吉川大和と言います。よろしくお願いします。」
「うん。よろしくね。」
憂君は、そう言いながら、あたしの近くまで来た。そして、耳元で「都、おめぇ、次「ちゃん」って呼んだら、虐めるよ」と囁いた。
マジで、怖い。憂君は、怒ると誰にも止められなくなっちゃうんだよね。も~「ちゃん」って呼ぶのやめよ。
それから、憂君は椎空の方を向いて、尋ねた。
「あなたは、初めて会うよね。名前聞いてもいいかな?」
すごっ。さっきの声から、モードをまた変えたよ。
「え、あ、はい。俺は、東條椎空と言います。あの、まろんとの関係をお伺いしてもいいですか?」
なぜか椎空は、憂君に聞いた。

~まろん~
憂君は、大和に挨拶をしてから都のもとに行った。
たぶん、いや、絶対、都がさっき「ちゃん」って言ったからだと思う。
大変だな。私も「ちゃん」って呼べばないようにしないといけないよね。
それから、憂君は、椎空に名前を聞いていた。
椎空は、普通に名前を言ってから、私と憂君の関係を聞いてきた。
なんでだろう。
ま、いいか。憂君なんて、答えるんだろう。
「え、お、じゃなくて、あたしとまろん。それは、従兄弟よ。」
「あ、そうなんですか。すみません。変なこと聞いて。」
は~、よかった。普通の答え言ってくれて、そしたら、私の耳元で、「ごめん。たぶん、アイツ、俺のこと気づいているかもしれない。」と言っていた。
それから、都のお母さんが呼びに来てくれて、私たちは、都の誕生日を祝った。