ETERNAL LOVE

何がってなんか、気持ちを伝えるのが怖いんだよね。
振られちゃうんじゃないかって思っちゃっていつもならすぐにでも伝えたいって思ってるのが違うんだ。
 私は、そう考えていたら、ウェーターさんが来た。
「お待ちしました。フルコースでございます。後ほどお飲み物をお持ちいたします。」
「ほら、まろん。来たよ。食べな。」
「うん」
「まろん。今急いで気づこうとしなくていいんだ。ゆっくり、ゆっくり自分の気持ちに気づけばいい。でもな。これだけは、覚えていて欲しい。誰かに取られてからじゃ遅いんだよ。ゆっくりでいいけど、コクられたりしたら、速めに答えなきゃいけないぞ。」
「うん」
なんだか、憂君に相談したら、気持ちがすっきりしたような気がする。
私は憂君といろいろな話をしながら、食事をしていた。
それをあの人に見られて、勘違いされているとも知らないで。

~椎空~
今日、俺は親父に呼ばれていて、まろん達と一緒には帰れなかった。
ま、仕方がないだろう。は~、なんで俺が親父と一緒に飯を食わないといけねぇんだよ。
そう、昨夜親父から電話がかかってきた。何が一緒にご飯食べよ~。だ。
俺は急いで、マンションに戻り、着替えをして親父と約束の場所へ行った。
そこは、よく小さい頃に親父と母さんと一緒に食べに来ていた場所だった。母さんが死んでからは俺は一切親父とは口を利かなかった。あれからもう、14年は経ってるんだな。
「いらしゃいませ。東條様。お父様はもう来ていらしゃいますので、ご案内させていただきます。」
「あ、お願いします。」
は~、もう、来てんのかよ。なんで速い人なんだ。
「こちらでございます。」
「あ、どーもです。」
「あ、椎空君。こっちだよ。」
何が「椎空君。こっちだよ。」だ分かってるっての。
「久しぶりだね。」
「久しぶりって言っても、まだ、三週間ぐらいしか経ってねぇよ」