「はい、恋華ちゃん。もう貸しちゃダメだよ、自力でやらせなきゃ!」 亜衣ちゃんがそう言ってあたしのノートを手渡してくれる。 「ありがとう。」 あたしは亜衣ちゃんの完璧に計算されてるんじゃないかってぐらいの眩しい笑顔を見ながら、いつも思うんだ。 亜衣ちゃんになれたら、どんなに人生楽しいだろうって。 神様、もしアナタがいるなら、ほんの少しでいいから あたしを可愛くしてください…