化学の授業も終わり、私は教科書やらを持ったまま、また屋上へ猛ダッシュした。 授業中、ずっと気になって仕方がなかった。 あの男の名前。 私と同い年なのか、それとも私より先輩なのか。 何故、屋上に居たのか。 ・・・・とか、色々と聞きたいことはたくさんあったから。