「ホントかよ・・?笑 まぁいいや。じゃぁ、ついて来て」
「?・・・はい」
お母さんに完全に怒られるけど、こんなことも珍しいから黙ってついてった。
***
「ここら辺、あんま来たことないだろ?」
北島先輩について行った結果、ここでは珍しい田舎の風景が広がった。
たぶん、歩いて15分ぐらいたったかな。
「こんな場所あったんですね」
「俺はこーゆう場所のが落ち着くな。アンタも思わない?」
「そぉですねぇ。でもコンビニとかないのは辛いかも・・・、」
「ははっ。アンタにはあわねぇかな?」
「イヤではないです」
歩きながらこんな会話をしている内に、周りにはさっきまであった住宅はなくなってどんどん緑が多くなった気がする。


