「・・ははっ、はぁーあっ。ありがと。どいてくれる?」
「あっ、すみませんっ・・」
「顔赤いよ?大丈夫?笑」
「ふへっ?」
自分でほっぺたを触って確認。
確かにほてってるかもしれない・・・。
「やっぱ、アンタ・・・似てるなっ」
「え?誰にですか?」
−−−キーンコーンカーンコーンっ−−−−
「「あ」」
「ヤバイっ、昼休みもう終わっちゃったっ!そっ、それじゃまたここでっっ!!」
「ん」
北島先輩はまだ火のついてない煙草を持った手を軽く上げた。
ホントににいつもいつも、このチャイムはタイミングが悪すぎる。
でもまた北島先輩と話す話題が出来た。


