「だから・・・」 「え?」 「・・・なんか不信になる。どうしても、そういう風に見ちゃうんだよ」 北島先輩は自分の髪をぐしゃぐしゃにした。 「それに1回なんでか知んないけど俺が疑われた」 「どーゆう意味・・ですか?」 「俺が殺してんじゃねぇかって」 「・・・え」 この先輩は何人の人を信じてきたんだろう? そして何人の人に信じられてきたんだろう? 「みんなに死神呼ばれされえるヤツがのこのこ授業なんかに顔出すかっての 笑 なぁ?」 「・・はい」 どうしてもその笑顔が私には痛すぎた。