もちろん今日もあのいつもと変わることない屋上へと向かう。 いや、いつも変わっていた。 あのヒトが居ない。 「・・・あれ?」 どうしたんだろうか。風邪? あのヒトが? 最近しゃべってなくても、あのヒトが居るのが私の中で当たり前になっていた。 だからこそなにか物足りない気分だ。 別に一人でも空は見れるはず。 むしろ煙たいのがなくていいんじゃない? きっと私はこの青空とあのヒトをセットにしていた。