「お邪魔します…」
そう言って男の人は私の家に入った。

私の家まで来るだけでも凄く疲れているようだ。

「てきとーにそこら辺座って」

テレビのある居間に誘導。

ぐぎゅるるる。

テレビのスイッチを押そうとした時、男の人のお腹が大きく鳴った。

ちらっと男の人を見ると、目で“お腹がへりました。何か食べ物をください。”的なことを訴えてきた。