猫山Cafeの猫山さん

私達は冴の家へ向かった。


途中で月子さんと会った。


月子さんを呼んだけど、月子さんは知らん顔で行ってしまった。


私が猫山さんに会いに行けないことに気づいたのかもしれない。


月子さんは猫山さんが大好きだから、私を見損なったのかもしれない。


私が一瞬でも義樹に気持ちを向けてしまったから。


はぁ…


罪悪感…


こんなに猫山さんの事が好きなのに、義樹に告白されたら揺れちゃうんだもん。


月子さんが知らん顔するのも当然かな…


冴の家までの道のりは、足が重かった。