プルルル…ガチャ


「はい、アイドル倶楽部です」

嗄れた女性が電話に出た。

「あのっ…求人を見てお電話をしましたっ」

緊張で声が上擦る。

「あー…仕事の内容は分かってますか?」

「はい、だいたいは…」

「それでは、折り返し担当からお電話をかけさせて頂きますので番号を教えて頂けますか?」

「はい、番号は…」




数時間後、担当者からの電話で明日の昼過ぎに面接をする事が決まった。