「は、離してよっ!」


思わず声を荒げた。
顔を上げると青年の顔は
だいぶ上にあった。

こんちきしょー。
イケメンは、なんでも
パーフェクトじゃん。

なんて思っていると、
顎をつかまれた。


「え、ちょっ、なに…」


『何するのよ』
私の言葉は青年のキス
によって飲み込まれた。