君には、絶対に…

あの瞬間を、あの光景を、あの感覚を、俺は今でも鮮明に覚えている。

だって、俺は人生で初めて、あんな歓声の中の主役になった日なんだから。

でも、今だからこそ言えることがある。

あの大会に出たことによって、歯車は回り出した。

いや、そうじゃないな。

きっと、この3人が出会って、このチームを結成したあの日から、この歯車は回り出してしまっていたんだろう…。