君には、絶対に…

あの頃の俺は、ものすごく幼くて、好きなことに没頭してしまっていた。

だから、俺は何も気付けなかったんだと思う…。

あの時、重要な1つ目の歯車は、ゆっくりと回り出していたんだ…。

でも、もし、あの頃の俺が、この歯車の存在に気付いたとしても、俺には何も出来なかったと思う。

いや、何もしなかっただろう。

たとえ、こうなると分かっていたとしても、きっと、俺は何も変えようとはしなかったと思うんだ。