「何で…?」
「せめてもの感謝の気持ち!」
俺は袋に入っていた物を取り出して見ていると、そこには“May”と書かれた赤いワッペンが付いている黒いリストバンドが入っていた…。
「だから、リストバンドじゃ…?」
「うん!松本君のプレゼント考える随分前にね、たまたま買い物に行った時、黒いリストバンドを見つけて、それにワッペン付けたら伊原君に似合うだろうなぁ~って思って買っておいたの。だから、松本君には―――」
こんな物をもらえるとも思っていなくて、雪乃ちゃんの気遣いが本当に嬉しくて、涙が溢れ出ていた…。
本当はプレゼントをもらえるような人間じゃないのに…。
本当は誰よりも睦と付き合うことのない未来を願っている俺なのに…。
こんな俺にプレゼントをくれたことが夢のようだった…。
「せめてもの感謝の気持ち!」
俺は袋に入っていた物を取り出して見ていると、そこには“May”と書かれた赤いワッペンが付いている黒いリストバンドが入っていた…。
「だから、リストバンドじゃ…?」
「うん!松本君のプレゼント考える随分前にね、たまたま買い物に行った時、黒いリストバンドを見つけて、それにワッペン付けたら伊原君に似合うだろうなぁ~って思って買っておいたの。だから、松本君には―――」
こんな物をもらえるとも思っていなくて、雪乃ちゃんの気遣いが本当に嬉しくて、涙が溢れ出ていた…。
本当はプレゼントをもらえるような人間じゃないのに…。
本当は誰よりも睦と付き合うことのない未来を願っている俺なのに…。
こんな俺にプレゼントをくれたことが夢のようだった…。

