不機嫌でも可愛らしい光太を見て笑みが溢れる。


そんなあたしに気付いていなかったのか光太は、そっぽを向いてしまった。


ありゃりゃ………


可愛いなんて思ってたあたしを許して下さい。


心の中で光太に誤った。


そして光太に話しかけようとした時。


「あぁ!!」


あたしの口から漏れる甘い声。


あたしは、ビックリして光太の顔を見た。


光太もビックリしてあたしの顔を見ている。


ま……まさか………。


あたしは布団を頭まで被って何が起こったのかを確かめる。