「おい」 「ははは、はい?」 なんだこの恐ろしい笑み。 何たくらんでんの? 「名前呼べ、ゴラァ…」 「あ……ほほほほ」 「星野じゃなくて?」 星野くんの顔がズイッと近づいてきた。 押し退けようと思ったけど手をあたしの頭の上で掴まれて動けない。 あああ、あたしどうなるんでしょうかぁぁあぁ!? なんて考えてたら 「ただいまぁ」 光太の声が一階から聞こえた。 ヤバッ!! ……くは、ないけど 光太が部活から帰ってきたんだ。