美夜と別れるなんて 絶対にしない。 ごめんね。 俺は保健室の少し開いていた扉を勢いよく開けた。 先生と美夜は当然ビックリして俺の方を見ている。 でも先生は俺の顔を見てすぐ、何かを企んでいるような妖しい笑みを浮かべた。 俺はそんな先生を横目でチラッと見てすぐに美夜の方に目を向けて歩き出した。 美夜は口をポカンッと開けて俺のことを大きな瞳で見ていた。