高宮 ツバメ(タカミヤ ツバメ)様。

今年で多分、23才ぐらいのお方です。



あたしは昔……
ツバメ様にいじめられてました。



人の苦しんでる姿を見るのが大好き、なんてゆうどうでもいい理由であたしの他にもいろんな女の子をいじめていたツバメ様。


あたしは毎日のように泣いて苦しんでました。






あぁ……
懐かしくて思い出したくなかった思い出だ。



なんてしみじみしてる場合じゃないんだよね。


だって、世界一会いたくなかったいじめっ子のツバメ様があたしの目の前で真っ黒なオーラを漂わせながら立っているから。


あたしはカタカタと小さく震えながらツバメ様に話しかける。


「あの…ツバメ様がなぜこの学校の保健室に?」



首を傾げながらあたしが一番疑問に思ったことを口にした。



ツバメ様がニコッと笑って口を開いた時




「美夜っ!」



保健室の扉が勢いよく開くと同時にあたしの名前を大きな声で呼ばれる。