あたしの身体がビクリと大きく跳ね上がる。
そんなあたしに気付いた男の人はあたしの肩に手を置いてギュッと力強く掴んできた。
「俺のこと……覚えてるよな?」
(覚えてないと殺す)
そんなオーラを放っている男の人。
あたしは怖すぎて声が出ないので小さく首を縦に振った。
黒い笑みを浮かべる男の人。
あぁ……
怖い…
「俺の名前は覚えてる?」
あたしはまたコクッと頷いて震える唇で男の人の名前を呟いた。
「高宮 ………ツバメ様…です」
「あははっ!覚えてたんだぁ」
(忘れてたら半殺しだったよ)
あぁ…
ツバメ様の裏の声が聞こえてくるよ。

