一瞬だけの優しいキス。 唇が離れると 悠雅はあたしに何かを言おうと唇を動かした時――― バタンッ!!! 「「美夜!」」 扉が壊れる音と同時に あたしの名前を呼ぶ二人の男の人が入ってきた。 悠雅とあたしはその扉を壊してまで校長室に入ってきた二人を呆然と見る。 「お前!!美夜に何してんだよっ!」 「美夜!?大丈夫か?この女好きばかに何されたんだ!?」 二人の声を聞いてハッとするあたし。 「光太!聖斗!」