でも俺は悠雅を見てたまに情けなさを感じるのだ。


きっと悠雅はほんとは自分で心の中で
しっかりした自分のこたえを持っていて

きっと決意ももうとっくの前から
持っていると思う。


そして俺は思うのだ。






決意してるんなら


さっさと美夜と弟のところに行けばいいのに……って。


まぁ、その自分の決意を聞いてほしいから
俺に言ってくるんだと思うんだけど。


でもその後にはじまる
ちょっと鬱陶しい話し合いのような反省会の、ような話。


泣いてたと思ったら

今はハイテンションで

ほとんど一人でしゃべって
反省会をしている悠雅。



俺は反省会みたいなことをされる
心の中で小さくため息を吐いた。

まぁ……そこが悠雅のちょっと不思議でおかしくて面白いところなんだけどさぁ……




そして俺は

一晩中、悠雅の反省会に付き合った。



こんな反省会している間に美夜ちゃんのことろに行って

弟君から連れ戻してくればいいのに。


はぁ……

全く、そうゆうところは
悠雅はバカなんだからな。


ほんとに


カッコ良くてバカすぎるな


俺の大事な親友は。