「ゲホッゲホッ」 えっ!!?? 咳をしている侑志の顔を覗き込む。 ……苦しそう。汗もかいてる。 侑志のおでこにそっと手を伸ばす。 「あつッッッ!!!」 思わず叫んでしまうほど…ものすごくあつい。 熱!!!熱だったんだ!! どうしよう…何をすれば…… と、とりあえず、タオルで冷やそう。 あたしは自分で心を落ち着かせながら、部屋を出た。