「侑志っ…どいて…」 あたしは微かな声で呟く。 「きゃっ」 侑志の熱い息が耳にかかった。 「!!……侑志?」 侑志が突然体を起こす。そして開いた瞳にあたしが映る。 「侑…んっ」 いきなり唇を塞がれる。何度も何度もあたしの唇を包み込む。 「んンッ…」 あたしの声が漏れる。 恥ずかしい…こんな声…っ知らない。 あたしの声じゃないよ……ッ。