――人の言葉って、いつだって不確か。
信じて、裏切られて。…傷ついて。
いつからか、人を信じる事が出来なくなった。
信じて裏切られるくらいなら、最初から信じない方がいい。
裏切られるって、本当ツラい。
今までだって、信じたくてもまた裏切られるんじゃないか…って恐くて、どうしたらいいのか分からなくて、人と関わるのを避けてた。
そんなあたしを、当たり前のように皆避けてきたのに。
近寄ろうとなんてしなかったのに。
…なのに……。
侑志はあたしに普通に接してくれる。
ねぇ…侑志の瞳には、あたしはどう映ってるの?
―――それに…あたしも。普通に接してる。
どうして……?
今まで人を散々避けてきたでしょ?
どうして、侑志には……。
この想いは一体なんなの…?

