「でも…」 「いいじゃん♪この子もいいって言ってるんだし!行こうよー、大稀。」 そう言って、女2人は大稀くんを引っ張って行った。 1人になって、考える。 …何してんだろ、あたし。 バカみたい。 気持ち、伝えるんじゃなかったの? …………。 椅子から立ち上がって、遊園地の出口を目指す。 ここにずっといても楽しくない。 早く帰りたい……。