スキの魔法




ビックリして、綾華を見つめる。





「な、何よッ!!」





「愛結を傷つけたら、あたしが許しません。…失礼します。」





綾華があたしの腕を掴んで、女子の間を通り抜ける。





ねぇ、綾華……。





あたし、嬉しかったよ。





もっと頑張れそうだよ。






だって。





守ってくれる友達がいる。





心強い友達が、あたしにはいるんだね。