スキの魔法




侑志の瞳には、何も映ってない。





きっと…あたしの姿も。





「侑志っ?」





…目を、覚まして。





「…俺を怒らせて、どうしたい訳?」





そう低い声で言われて、壁に押し付けられた。





恐い……恐い恐い恐い………





「んンッ……!!」