「…で?新しい自分に生まれ変わろうって、どういう事?」 「…へ?」 侑志の突然の質問に、マヌケな声を出してしまった。 「何で、生まれ変わろうなんて思ったわけ?」 何で、って…。 “侑志に振り向いてもらうため”…なんて言えない!! 「ねぇ、何で?」 もう一度あたしにそう聞きながら、侑志はあたしの髪で遊ぶ。 侑志が納得いく理由……。 ―――あ!!