ビックリして目を見開く。 すると、しっかりと見えたその人の顔。 ……夢?見間違いだよね? でも。見れば見るほど確信に変わってゆく。 「………侑…志…?」 そう言葉を漏らすと。 強く抱きしめられた。 この温かくて優しい香り…侑志だ。 大稀君がかなり驚いている。当たり前だよね。 女の子は、大稀君の妹だったんだ…。