…今更だけど、周りの視線がものすごく痛いから、俺は綾から離れた。 …やっぱり泣いてる。それを見られたくないのか、綾は俯いている。 「ちょっと来い。」 綾の腕を引っ張って立たせる。 多分周りがみえないはずだ。メガネがないなら。 俺は綾の腕を引いて、近くに見つけた公園に入る。 そして、ベンチに座った。