「あと、この人も。今日の昼見たって。三城通りの所の信号だって言ってた。」 三城通りって…。 たしか、隣の街にあるはず…。 「侑志。怒るのは見つけてから!とにかく、捜そう!!」 俺の心情を読み取った大稀が、俺を宥めている。 …んなの分かってる。 見つけねえといけない。 アイツを…絶対に。 綾のやつ…見つけたら、 覚悟しとけよ。