次の日、結衣センパイは学校を休んだ。


光たちに昨日のこと話しておこう。
結衣センパイが心配だし…

「…。」
「私が、結衣センパイを傷付けた…ごめんなさい…」

「…偽善者。」
ふと那奈センパイが口を開いた。
「…え…?」

「深雪は偽善者だよ!!ウソつき!ばか!自分だってツラかったでしょ?…っ」
那奈センパイ…
泣かないで…


「…泣かないでください…」

ポロッと私の目から涙がこぼれた…
昨日は泣けなかったのに。
皆の顔を見たら安心した…


「…ありがとうございます。」

ギュッと那奈センパイが抱き締めてくれた…

「うっ…ふぇ…」

涙が止まらない…

「今度何かされたら、俺に言えよ?」

「…うん。ありがとう、光…」

…そうだよ
私には、味方がいる…


大丈夫…
そう自分に言い聞かせた