「はぁ──…」
「ちょっと初純、ため息止めてよ」
「あぁ…ごめん」
体育祭から3日後。
体調もだいぶよくなり、今は杏理と昼ごはんを食べている。
「いいじゃない、恭平とまた話せるようになったんだし」
杏理が私のオレンジジュースをすする。
「まぁ…そうなんだけど」
ちらっと恭平の方を見る。
「はぁ─…」
「話してくれば?」
「えぇっ…何も話すことないし…!」
わたわたと焦る私に杏理はカバンからチラシのような紙を差し出した。
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