「…うるせ―な……」 私の大声で目を覚ましたらしい恭平は、ゆっくりと頭を上げて私を見た。 「…大丈夫か…?」 「えっ…うん…」 「そっか…なら良かった」 あれ? なんかいつもと違うような…… 「先生呼んでくる」 恭平はすっと立つと、保健室のドアに手をかけた。 「…っ恭平、」