こんなに初純が

好きで
愛しくて
たまらなく独り占めしたい


それなのに…











ベッドの上に涙で水玉模様が出来る。










「…っ……ぅぐ…」










こらえきれない気持ちが涙となって溢れだす。








「…初純」








風でカーテンが揺れた。










「……好きだ…」










そして、外からアナウンスが聞こえてきた。









「これを持ちまして、第35回体育祭を終了致します。」